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時計遺伝子の遺伝子多型と2型糖尿病

研究ファイルNo.39:概日リズム(体内時計)を司るClock遺伝子の多型は2型糖尿病の罹りやすさに関連している可能性がある 2型糖尿病にかかっている人は世界的に増加しています。肥満は2型糖尿病を引き起こす主な要因ですが、日本人は肥満頻度が少ないにもかかわらず2型糖尿病が多いことが知られています。多くの生命活動には約24時間周期で変動する概日リズム(体内時計)が存在していますが、その異常が様々な疾患と関連することが報告されています。そこで私たちは、J-MICC研究に参加された2,485名(男性1,243名、女性1,242名)の日本人について、概日リズムを司る時計遺伝子のひとつであるClock遺伝子の3つの多型と2型糖尿病との関連について調べました。 Clock遺伝子の遺伝子多型のひとつであるrs1801260のTT型を示す人に比べて、TC型あるいはCC型を示す人は糖尿病を有する割合が高く、この関係は、年齢、性別、肥満度や喫煙・飲酒習慣、運動習慣、エネルギー摂取量などの生活習慣の個々の違いとは関係なく認められました(図1)。

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