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葉酸の代謝に関わる遺伝子の違いは、慢性腎臓病の発症に関連する可能性が

研究ファイルNo.19:慢性腎臓病発症に関連する葉酸遺伝子多型 慢性腎臓病とは、糖尿病や高血圧などが原因となって血液から尿をろ過する本来の腎臓の働きが低下し、そのまま放置すると、透析が必要な腎不全や心血管疾患になりやすくなる状態を言います。日本人における慢性腎臓病患者は、推計1,000万人以上で年々増加傾向にあり、わが国においても慢性腎臓病の予防対策は重要課題です。 一方、葉酸は緑茶やブロッコリー、その他緑の葉の野菜に多く含まれる栄養素で、葉酸の摂取不足は、炎症と呼ばれる体内の生体反応を介して動脈硬化を引き起こし、これが原因となって慢性腎臓病に罹りやすくなることが考えられます。この葉酸の代謝に関する酵素はいくつか知られており、MTHFR, MTR, MTRRなどがあり、それらの働きに影響を与える遺伝的要因(個人による遺伝子の塩基配列の違い=遺伝子多型)も報告されています。 しかしこれまで、これらの酵素の遺伝子多型が慢性腎臓病の罹りやすさに与える影響については、世界的にみても中国人の集団で一度検証されたのみで、日本人ではまだ検証されていませんでした。 そこで、今回、J-MICC研究に参加された3,318名において各種の葉酸代謝の働きに影響を与える遺伝子(MTHFR, MTR, MTRR)の遺伝子多型が慢性腎臓病の罹りやすさに与える影響について検討を行いました。

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