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日常の身体活動と血中炎症性サイトカイン濃度の関連

研究ファイルNo.25:身体活動の増加が炎症を改善する可能性 血液中に炎症性の物質が増えると、動脈硬化や糖尿病、がん等さまざまな生活習慣病のリスクが高まります。過剰に蓄積した内臓脂肪からサイトカインと呼ばれる炎症性の物質が血液中に放出されますが、近年、運動不足によって衰えた筋肉からも数種類の炎症性のサイトカインが放出されるということが分かってきました。内臓脂肪に加えて不活動な筋肉からも炎症性サイトカインが放出されれば、それらの炎症性物質の血中濃度はさらに上昇してしまいます。 先行研究により、血液中のいくつかの炎症性物質(例えば、C-reactive protein[CRP:シー・アール・ピー]やInterleukin[IL]-6[アイ・エル・シックス]と呼ばれるもの)が、日常の身体活動の増加により改善(減少)することが報告されています。しかし殆どの先行研究では、対象者自身が記入するタイプの調査票を用いて身体活動の評価が行われており、客観的に測定された正確性の高いものではありません。加えて、上述のCRPやIL-6以外の他の筋肉由来の炎症性物質(例えば、IL-8やIL-15等)への身体活動の影響についてはこれまでにほとんどわかっていません。

カテゴリー: J-MICC研究概要, メタボリックシンドローム, 動脈硬化, 糖尿病 | コメントは受け付けていません。